ごきげんよう、ケンジです。
師走の慌ただしさの中、皆様いかがお過ごしでしょうか。
街はクリスマスのイルミネーションで華やいでいますが、私たちマイラーやホテル愛好家にとっては、少々「心穏やかではない」ニュースが飛び込んできましたね。
そう、マリオットボンヴォイアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの年会費改定についてです。
2025年11月以降の請求分から、従来の49,500円(税込)から82,500円(税込)へと、大幅な変更がなされました。
約33,000円の値上げ。率にして60%以上の上昇です。
「さすがに高すぎる」「解約を検討している」……そんな声が私の耳にも届いています。
しかし、感情的にカードをハサミで切ってしまう前に、少しだけ立ち止まって考えてみませんか?
今日は、この年会費8万円時代における「マリオットアメックスとの付き合い方」について、私なりの視点で分析をお話ししたいと思います。
このカードが、これからのあなたの人生を豊かにするパートナーであり続けられるのか、冷静に見極めていきましょう。
82,500円の価値はあるか? 新たな損益分岐点を冷静に分析する
まず、数字の面から冷静に見ていきましょう。
年会費82,500円。これは決して安くない金額です。高級レストランでのディナーなら2〜3回、国内旅行なら一回分の旅費に相当します。
このカードの最大の魅力であった「無料宿泊特典(年間150万円決済で付与)」だけで元を取ろうとすると、少々ハードルが上がったと言わざるを得ません。
無料宿泊特典の「実質価値」
- 特典内容:交換レート50,000ポイントまでのホテルに1泊(手持ちポイントを最大15,000pt追加して65,000ptまで対応可能)
- 損益分岐点:1泊82,500円以上のホテルでの利用
いかがでしょう。
リッツ・カールトンやセントレジスなどのラグジュアリーホテルであっても、オフシーズンや平日であれば、1泊8万円を下回ることも珍しくありません。
つまり、「無料宿泊特典があるから年会費は実質無料」というロジックは、以前よりも成立させる条件が厳しくなったと言えます。
もちろん、年末年始やGWなどの繁忙期にうまく予約が取れれば、1泊10万円以上の価値を生み出すことは可能です。
ですが、「元を取るために必死で高いホテルを探す」という行為が、果たして本来の「豊かさ」につながるでしょうか?
もし、あなたが「年に1回の贅沢」としてこのカードを持っているなら、今は冷静に他の選択肢と比較する時期かもしれません。
旅行関連の出費を見直すなら、こちらの記事も参考にしてみてください。
【冬の旅行】その支払い損してるぞ。「100万円修行」達成のラストチャンスと年末に選ぶべきクレカ3選
「更新」を選ぶべき人、「解約」を検討すべき人の境界線
では、具体的にどのような方がこのカードを持ち続けるべきなのでしょうか。
私は以下の3つの基準で判断することをお勧めします。
1. 「年間400万円決済」が自然体でクリアできる方
このカードの真価は、年間400万円以上の決済で付与される「プラチナエリート」ステータスにあります。
朝食無料、ラウンジアクセス、お部屋のアップグレード。これらの特典を享受できるならば、82,500円の年会費は「ステータス維持費」として十分に合理的です。
通常、ホテル修行(宿泊実績を積んでステータスを得ること)を行えば、数十万円のコストと貴重な時間を要します。
それを決済だけでクリアできるのであれば、資産家としての「時間の購入」としては悪くない選択です。
2. マイル還元率「1.25%」を最大限活用している方
多くの航空会社へ高レートでポイント移行できる柔軟性は、依然としてこのカードの唯一無二の強みです。
特定の航空会社に縛られず、JALもANAも、外資系エアラインも使いこなす「空の旅人」にとって、この自由度は何物にも代えがたいでしょう。
ただし、マイルを貯める手段は他にもあります。ポイ活などを駆使してマイルを生成できる方にとっては、維持費の重さが気になるかもしれませんね。
マイル戦略については、こちらの記事でも触れています。
年末年始の帰省・旅行、諦めるのはまだ早いですよ。マイル活用と直前セールの賢い歩き方
3. 「解約」を検討すべき方
逆に、以下に当てはまる場合は、勇気ある撤退も一つの戦略です。
- 年間決済額が150万円ギリギリの方
- マリオット系ホテルへの宿泊頻度が年に1〜2回の方
- 年会費の支払いにストレスを感じる方
無理をしてステータスやカードを維持することは、精神的な豊かさを損ないかねません。
浮いた8万円で、好きな温泉旅館に2回泊まるという選択肢も、また素敵なものです。
2026年に向けたステータス戦略と、マイルへの向き合い方
今回の値上げは、私たちに「選択」を迫っています。
ブランドへの盲目的なロイヤリティではなく、自分のライフスタイルに本当に合っているかを問う良い機会です。
もしカードを継続するのであれば、マリオットポイントをより効率的に貯める工夫も必要でしょう。
ホテルの予約をする際、公式サイトへ直接行く前にポイントサイトを経由するだけで、数パーセントのポイントバックが得られることをご存知ですか?
例えば「モッピー」を経由してマリオットホテルを予約すれば、モッピーポイントとマリオットポイントの二重取りが可能です。
貯まったモッピーポイントは、さらにJALマイルやANAマイルへ高レートで交換することもできます。
年会費が上がった分、こうした「取りこぼし」をなくしていく姿勢が、賢明なホルダーには求められます。
ケンジのワンポイント:年会費の捻出テクニック
「それでもやっぱりマリオットアメックスを持ち続けたい!」
そう願うなら、年会費の一部をポイ活や資産運用で補うのも一つの手です。
例えば、資金移動アプリ「エアウォレット」のキャンペーンを活用したり、不要な銀行口座を整理して資金を集約したりと、足元の家計管理を見直すだけで、数万円単位のキャッシュフローは改善できるものです。
まとめ
マリオットアメックスの年会費値上げは、確かに衝撃的でした。
しかし、これを「改悪」と嘆くだけで終わらせず、自分の旅のスタイルや資産の使い方を見直すきっかけにできたなら、それはポジティブな出来事にもなり得ます。
「その82,500円で、あなたはどんな体験を買いますか?」
この問いに自信を持って答えられるなら、更新ボタンを押しましょう。
迷いがあるなら、一度手放して、身軽になるのもまた「大人の知恵」です。
あなたの2026年の旅路が、心豊かなものでありますように。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
ごきげんよう。


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