資産形成のゴールは「増やすこと」だけではありません
ごきげんよう、ケンジです。
冷たい風が街路樹を揺らす季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。温かい紅茶でも飲みながら、少し先の未来についてお話しできればと思います。
さて、私たち投資家やポイ活愛好家は、日々「いかに資産を増やすか」に知恵を絞りがちです。ポイントサイトでコツコツと種銭を作り、それをNISA口座で運用して雪だるま式に増やしていく。それはとても素晴らしい習慣です。
しかし、皆様は考えたことがあるでしょうか。
「積み上げたその資産を、いつ、どのように使うのか」ということを。
実は、資産形成において最も難しく、そして心理的なハードルが高いのがこの「出口戦略」、つまり取り崩しのフェーズなのです。
そんな中、私たち個人投資家にとって非常に喜ばしいニュースがSBI証券から届きました。2025年12月6日より開始された、投資信託の「定期売却サービス」の拡充です。本日はこの機能がなぜ重要なのか、紳士の視点で紐解いてまいりましょう。
SBI証券が導入した「心の平穏」を守る新機能
これまでのSBI証券の定期売却サービスは、毎月決まった金額を売却する「定額指定」が主流でした。しかし、今回2025年12月6日のアップデートにより、以下の2つの方式が新たに追加されました。
- 定率指定方式:保有残高の「〇%」を毎月売却する
- 期間指定方式:最終受取年月を指定し、それに向けて均等に売却する
そして何より特筆すべきは、これらがNISA口座(成長投資枠・つみたて投資枠)にも対応したという点です。旧NISAも含め、非課税で運用してきた大切な資産を、自動で計画的に現金化できるようになったのです。
なぜ「売却」の自動化が必要なのでしょうか?
人間とは弱い生き物です。相場が好調なときは「もっと上がるかもしれないから売りたくない」と思い、暴落時には「損をしたくないから売れない」あるいは「怖くなって全て手放してしまう」という心理状態に陥りやすいものです。
毎回手動で売却注文を出すことは、そのたびに相場と向き合い、迷いを生むことになります。この機能を使い、機械的に売却を進めることは、皆様の「心の平穏」を守ることに繋がるのです。
「定率売却」こそが資産寿命を延ばす鍵
今回追加された機能の中で、私が特に注目しているのが「定率指定方式」です。
例えば、リタイア後に毎月「定額(例えば10万円)」を取り崩すとしましょう。相場が暴落して基準価額が下がっている時でも、定額を確保するために多くの口数を売却しなければなりません。これは資産の枯渇を早める原因となります。
一方、「定率(例えば0.3%)」での売却ならどうでしょうか。
- 相場が高い時:受取額が増え、少ない口数で済む
- 相場が低い時:受取額は減るが、売却する口数を抑えられ、資産が長持ちする
このように、市場の状況に合わせて自動的にブレーキとアクセルを調整してくれるのが「定率売却」の優れた点です。これは、積立投資における「ドルコスト平均法」の逆を行うようなもので、非常に理にかなった手法なのです。
ポイ活と投資、そして人生の好循環へ
私たちのように、ポイ活で得たポイントを投資に回している者にとって、この機能は「サイクルの完成」を意味します。
- 種銭作り:ポイントサイトやキャンペーンで賢く原資を作る
- 運用:NISA口座で長期・分散・積立投資を行う
- 活用:定率売却で自動的に現金化し、人生の喜びに使う
この第3段階が自動化されることで、私たちは安心して第1段階と第2段階に集中することができます。
まだ資産形成の途中という方も多いでしょう。「出口なんてまだ先の話」と思われるかもしれません。ですが、ゴール(出口)が整備されていると知ることは、現在の積立を続ける大きな安心感になります。
これから資産形成を加速させたい方へ
もし、まだ十分な投資元本が貯まっていないと感じているなら、まずは焦らず「種銭作り」から始めましょう。日々の生活の中で無理なくポイントを貯め、それを投資信託の購入に充てるのです。
私が長年愛用している「モッピー」であれば、日々のネットショッピングやサービスの利用で、投資の原資となるポイントを効率よく貯めることができます。こうした小さな積み重ねが、将来の大きな安心へと繋がっていきます。
まとめ:豊かな人生のために、仕組みに頼りましょう
資産は、墓場まで持っていくことはできません。どこかのタイミングで、ご自身やご家族の幸せのために使うべきものです。
SBI証券の今回の機能拡充は、私たちが積み上げた資産を、感情に左右されずに賢く使い切るための素晴らしいサポートツールと言えるでしょう。
「増やす」努力と同じくらい、「使う」計画も大切に。皆様の資産形成の旅路が、最後まで心穏やかなものであることを願っております。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。ごきげんよう。


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