ごきげんよう、ケンジです。
2026年も明け、新NISAが始まってから早くも2年が経ちましたね。皆様、資産形成の進捗はいかがでしょうか?
本日は、少し視点を変えて「ポイント」のお話をさせていただこうと思います。普段のお買い物やクレジットカード決済で貯まるポイント。皆様はどのように使われていますか?
「自分へのご褒美に、コンビニでちょっと高いスイーツを買う」「端数調整で使う」
もしそのように消費されているのであれば、少しだけ私の話に耳を傾けていただけないでしょうか。実は、この「たかがポイント」こそが、将来の大きな資産を築くための「種銭(たねせん)」になり得るのです。
私自身、かつては貯まったポイントをすぐに消費してしまうタイプでした。「タダでもらったものだし」という甘えがあったのですね。しかし、ある時ふと計算してみたのです。これをすべて再投資に回していたら、今頃どうなっていたのだろう、と。
今回は、私が実践している「ポイント再投資」の魔法と、主要証券会社(楽天・SBI・auカブコム)での具体的なシミュレーションについて、ゆっくりとお話しさせていただきます。
ポイントを「現金」と同等に扱うマインドセット
まず、テクニカルな話に入る前に、心構えのお話をさせてください。
投資家として長く市場に身を置いていると、ある事実に気づきます。それは「1ポイントは1円以上の価値になり得る」ということです。
例えば、5,000ポイントを消費して食事をすれば、その価値はそこで消えてなくなります。美味しかった、という記憶は残りますが、資産としてはゼロになりますよね。
しかし、この5,000ポイントを年利5%で運用される投資信託に変えたとしたらどうでしょう。それは「金の卵を産むニワトリ」に変わります。時間が経てば経つほど、複利の力で膨らんでいくのです。
私はよく、投資仲間の方々にこう申し上げます。
「ポイントは、神様がくれたリスクゼロの投資資金ですよ」と。
お財布から現金を出すのは痛みを伴いますが、ポイントなら不思議と「ま、いっか」と思えてしまう。この心理的なハードルの低さこそが、ポイント投資最大のメリットなのです。
【驚愕】毎月ポイント投資を続けた場合の資産シミュレーション
では、具体的に数字で見てみましょう。数字は嘘をつきませんからね。
ここでは、一般的なクレジットカード積立(クレカ積立)や普段のお買い物で、月間3,000ポイントおよび5,000ポイントを獲得し、それをすべて新NISAの成長投資枠(あるいはつみたて投資枠)で再投資したと仮定します。
想定利回りは、世界株式インデックス(オルカンなど)の過去平均を保守的に見積もり、年率5%としました。期間は20年です。
| 月間投資ポイント | 10年後の資産額 | 20年後の資産額 | 消費した場合の資産 |
|---|---|---|---|
| 3,000 P | 約 46万円 | 約 123万円 | 0円 |
| 5,000 P | 約 77万円 | 約 205万円 | 0円 |
| 10,000 P | 約 155万円 | 約 411万円 | 0円 |
いかがでしょうか。
毎月5,000ポイントを「ラッキー」と思って使ってしまえば、20年後には何も残りません。しかし、自動的に再投資の設定をしておくだけで、200万円を超える資産が手元に残る計算になります。
200万円あれば、老後のリフォーム費用の一部になりますし、夫婦で素敵な世界一周クルーズ旅行に行けるかもしれません。「ポイントを使わなかった」という小さな選択の積み重ねが、これほどの差を生むのです。
私が体験した「心理的なゆとり」
数字以上のメリットとして、私が強く感じているのが「暴落時の精神安定剤」としての効果です。
相場は生き物ですから、時には大きく下落します。自分の大切なお金(給与など)が減っていくのは辛いものです。しかし、ポイントで買った分に関しては、不思議とこう思えるのです。
「どうせ元手はゼロのポイントだ。放っておこう」
この「あきらめ」にも似た余裕が、狼狽売り(パニック売り)を防ぎ、長期投資を成功させる鍵となります。実はこれこそが、ポイント投資の真髄なのかもしれません。
3大証券会社別:ポイント投資の極意と注意点
さて、ここからは私が実際に利用したり、友人の投資家たちと情報交換したりする中で見えてきた、各証券会社ごとのポイント活用術をお伝えします。
どの証券会社も素晴らしいサービスを提供していますが、「ご自身の生活圏」に合わせて選ぶのが、長く続けるコツですよ。
1. 楽天証券(楽天ポイント)
私がメインで利用しているのがこちらです。楽天経済圏の強さは、やはり圧倒的ですね。
- メリット:「ポイント投資」がSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象になるため、楽天市場でのお買い物がお得になります。投資をしながら、さらにポイントが貯まりやすくなる好循環が生まれます。
- 設定のコツ:「ポイントコース」の設定をお忘れなく。私は「すべてのポイントを利用する」設定にしていますが、期間限定ポイントは投資に使えない点だけはご注意ください。
- 私見:画面が見やすく、初心者の方に最も優しい設計だと感じます。「とりあえず全部投資に回す」という設定が直感的にできるのが素晴らしいですね。
2. SBI証券(Vポイント・Pontaポイントなど)
「投信マイレージ」という、投資信託を持っているだけでポイントが貯まる制度が非常に優秀です。
- メリット:「メインポイント」を選べる自由度の高さ。TポイントとVポイントが統合されたことで、利便性がさらに増しました。三井住友カードの「クレカ積立」で貯まったVポイントを、そのまま再投資に回す流れが非常にスムーズです。
- 注意点:複数のポイントを連携できる分、設定画面が少々複雑に感じることがあるかもしれません。「メインポイント設定」が現在どうなっているか、一度確認されることをお勧めします。
- 私見:低コストのインデックスファンドを長期保有するなら、投信マイレージの還元率でSBIに軍配が上がることも多いですね。質実剛健な投資家向けと言えるでしょう。
3. auカブコム証券(Pontaポイント)
auユーザーや、ローソンをよく利用される方にとっては、隠れた実力者です。
- メリット:Pontaポイントを使って投資信託だけでなく、「プチ株(単元未満株)」が買えるのが大きな特徴です。1株から個別株を持ちたい方には最適ですね。
- 私見:実はauカブコム証券は、クレカ積立の還元率キャンペーンなどが非常に手厚い時期があります。私の友人はPontaポイントだけで、ある企業の株を100株(単元化)まで買い増していました。「塵も積もれば山となる」を体現していますね。
公式サイトには載っていない「大人の嗜み」としての注意点
ここで、少しだけ踏み込んだお話をさせてください。公式サイトのマニュアルには書かれていない、私が失敗から学んだ教訓です。
「ポイントのために無駄遣い」は本末転倒
お恥ずかしい話ですが、過去の私は「投資に回すポイントが欲しいから」と、楽天市場で不要なものまで買っていた時期があります。
これでは意味がありませんよね。あくまで「生活の中で自然に貯まったポイントを、無駄なく未来へ送る」ことが目的です。ポイント獲得は手段であり、目的ではありません。
設定は「一度きり」ではなく、定期的に見直しを
各社のポイント還元ルールや提携カードの条件は、残念ながら頻繁に変更(改悪含む)されます。
「いつの間にかポイント投資の設定が解除されていた」「カードの切り替えで連携が切れていた」というトラブルはよく聞く話です。半年に一度、例えばお盆とお正月くらいは、ご自身の証券口座の設定画面を優しくチェックしてあげてください。
最後に:未来の自分へのプレゼント
長々とお話ししてしまいましたが、私の言いたかったことは一つです。
「現在の快楽(消費)を少しだけ我慢して、未来の安心(投資)に変えてみませんか?」
毎月数千円分のポイント投資なんて、資産家の皆様から見れば些細な額かもしれません。しかし、その小さな種を20年間、雨の日も風の日も育て続けるという行為そのものが、私たちに「投資家としての規律」と「心の余裕」を与えてくれます。
20年後、皆様の証券口座で、かつてのポイントたちが立派な大樹に育っていることを心より願っております。
それでは、またお会いしましょう。ケンジでした。


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